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羽根について
羽根の構造と飛翔力
鳥の骨格の全体構造は頭部、首、翼、胴体、尾羽根、脚で構成されています。
胴体は羽毛で被われています。
羽毛は様々な目的に役立ち、ほとんどすべての鳥の身体が滑らかな輪郭を持っているのも、鳥の構造と配置や、外形、羽毛のおかげである。
この流線型の胴体は風を防ぐのに効果的であり、また防水にも役に立つ。
鳥は飛ぶために強い筋肉が骨格に付着しています。
この筋肉は胸骨の竜骨突起の両側に2本あります。
外側の大きい筋肉である大胸筋は、上腕骨と言われる翼の一番の長い骨と丈夫な靭帯によってつながっており、翼を打ち下ろす際に翼を引っ張る働きをします。
鳥の羽根のほとんどが多少なりとも皮膚の筋肉によって動かすことができ、中でも尾羽根は動かしやすい。
翼には各種の羽根があり飛翔に最も影響するのがこれらの羽根です。
飛翔に絶対必要な要素
推進力と揚力である。
推進力を与えるのは初列風切で通常9-11枚で構成され、翼羽根の中で最も外側にあります。
揚力は重力に抵抗し、鳥を浮遊させる力のほとんどが翼の一番内側の部分にある大きな次列風切と 三列風切、それより小さい雨覆羽で構成される部分の働きから生まれます。
これらの羽根は航空機の翼と同じように上は凸面、下は凹面を描いています。
初列風切が生み出す推力によって推進されたこれらの羽根が空気中を進むと、長さが短い下面より 長い上面を流れる空気の方が速くなる。
その結果2つも表面間で圧力差が生じるので上方への力、つまり揚力は生まれます。
このような原理ですが、翼が同時に空気に対する抵抗を生み、その結果抗力が生じて鳥の飛行速度を 落とすという事実が生じます。
鳥が前方に進み、また停滞していようと思うなら、羽ばたきの推進力が 抗力と重力を合わせた力より強くなくてはなりません。